コラム

column

「サイトが古いと応募をためらう」 求職者の声から考える採用サイトのつくり方

コラム

採用の現場では、とくに若い世代から、職場の雰囲気や働く人の姿を知りたいという声が聞かれるといいます。求職者は求人条件だけでなく、企業サイトやSNSにも目を通し、実際の職場を知ろうとしています。
こうした求職者にとって、更新が滞ったサイトは、企業への印象を損なう要因になります。掲載内容の正確さや採用への姿勢に疑問を持たれ、応募をためらわれる可能性もあります。今回は、Z世代が重視する「会社の雰囲気」と、求人サイトだけでは伝わらない自社の魅力を発信する方法を考えます。

求職者が知りたい「会社の雰囲気」は、SNSとブログで見える化する

東京商工会議所が2025年度の新入社員857人を対象に実施した調査では、就職先を決める際に重視したこととして、「社風・職場の雰囲気」が58.8%で最多となりました。「処遇面」の52.7%を上回っています。
翌年の2026年度の858名に対する同様の調査でも、「社風・職場の雰囲気」の57.9%が、「処遇面」の53.1%を上回りました。前年比では若干、率の低下があるものの、職場の雰囲気を重視する傾向は定着しつつあるといえます。

SNS採用マーケティングサービスを運営する株式会社リソースクリエイションが、2026年に20代の求職者125人を対象に実施した調査では、企業選びで「働いている人/社風」を最も重視する人が92%にのぼりました。また、81.6%が企業のSNSアカウントを見て、応募意欲が高まったと回答しています。
若い求職者は、職場の雰囲気や働く人の姿を知りたいと積極的に情報収集する様子がうかがえます。
そうは言っても、「会社の雰囲気」は目に見えるものではありません。「風通しがよい」「若手が活躍している」と伝えるだけでは、実際の職場を想像しにくいでしょう。

求職者が知りたいのは、次のような具体的な情報です。

  • どのような社員が働いているか
  • 社員同士や上司との関係性
  • 若手社員が任されている仕事
  • 1日の仕事の流れ
  • 制度や福利厚生の利用実態

こうした情報を伝える手段として、SNSと自社サイトのブログが有効です。
SNSは、オフィスの日常や社内イベント、社員の表情をタイムリーに届けるのに向いています。写真や短い動画を通じて、会社を身近に感じてもらえます。
一方、SNSの投稿は時間とともに流れていきます。仕事内容や入社理由、キャリアの歩みなどを詳しく伝えるには、じっくり読めるブログや採用ページが適しています。

たとえば、SNSで若手社員のコメントを紹介し、詳しい内容は自社サイトのインタビュー記事で伝える方法があります。SNSで日常を見せ、自社サイトで背景や社員の思いを伝えることで、求職者は入社後の姿を具体的に思い描きやすくなります。

求人サイトでは伝わらない自社の魅力を、社内から掘り起こす

求人サイトは、多くの求職者に募集情報を届けるための重要な媒体です。ただし、掲載する情報は運営側のフォーマットに沿う必要があり、表現できる内容や更新方法には一定の制約があります。仕事の背景や社員の人柄、職場の日常まで、求人サイトのなかで伝えきるのは容易ではありません。

だからこそ、自社サイトや採用ブログで、企業独自の情報を発信することが求められます。「発信したいと思っても、何を書けばよいかわからない」と悩む企業は少なくありません。しかし、採用コンテンツの材料は、社員の日常や経験のなかにあります。

たとえば、社員に次のような質問をしてみましょう。

  • なぜこの会社に入社したのか
  • 入社前後で印象が変わったことはあるか
  • 仕事で困ったとき、誰に支えられたか
  • 入社後、どのような成長を感じたか
  • 社内ならではの習慣や文化はあるか
  • 制度や福利厚生をどのように利用しているか

会社にとっては当たり前の日常も、求職者には魅力的に映ることがあります。若手社員が上司へ気軽に相談できることや、部署を越えて助け合う文化なども、その会社らしさの一つです。

成功談だけを取り上げる必要はありません。仕事で苦労した経験や、入社後に感じたギャップも、会社の実態を伝える材料になります。
どのように乗り越えたのかまで聞けば、仕事の難しさだけでなく、周囲の支援や職場の関係性も見えてきます。社員の経験を言葉や写真にすることで、求人サイトだけでは伝わらない自社の魅力を発信できます。

Crefarなら、会社の雰囲気を伝えるサイトを社内で運営できる

社員紹介や採用情報は、一度掲載すれば終わりではありません。募集職種や社員の所属、制度、働き方は変化するため、定期的な更新が必要です。
社内イベントや社員の活躍など、鮮度が大切な情報も少なくありません。そのたびに制作会社へ依頼していると、公開までに時間がかかります。

継続的な採用広報には、採用担当者や広報担当者が自ら更新できる環境が欠かせません。
国産クラウド型CMS『Crefar』は、会社の雰囲気を伝えるサイトを、社内で運営し続けるための機能を備えています。

職場の今を、鮮度を保って発信できる

専門的なプログラミング知識がなくても、管理画面から情報を更新できます。お知らせや採用記事は、ブログのような感覚で追加できます。
公開日時をあらかじめ予約することも可能で、社内イベントの告知や採用スケジュールに合わせて、計画的に情報を発信できます。

さらに、専門知識がなくても、管理画面から公式SNSへの案内を直観的に設定できます。SNSから自社サイトの詳しい採用ページへ、自社サイトからSNSへ。求職者が双方をスムーズに行き来できる導線をつくれます。
SNSで興味を持った人を、社員インタビューや仕事紹介などの詳しいコンテンツに迷わず案内でき、SNSと自社サイトを組み合わせた採用広報の流れを、社内で簡単に整えられます。

複数の担当者で、さまざまな視点を届けられる

会社の雰囲気は、採用担当者ひとりでは伝えきれない側面もあります。Crefarでは、担当者ごとに権限を設定でき、複数人で更新作業を分担できます。
現場社員のインタビュー、広報からのお知らせ、採用担当者からの選考情報など、それぞれの視点で発信できます。
公開前の承認フローも設けられるため、社内のルールに沿った情報発信が可能です。多くの担当者が関わっても、内容の質を保ちながら運用しやすくなります。

デザインを崩さず、内容づくりに集中できる

文章や画像を所定の項目に登録して更新するため、デザインを崩す心配を抑えながら運用できます。プレビューで公開前の表示を確認でき、更新内容は変更履歴として自動的に保存されます。修正ミスがあっても以前の状態に戻せるため、担当者は内容の質を高めることに集中できます。

求人サイトで募集情報を届け、SNSで日常を伝え、自社サイトで社員や仕事を詳しく紹介する。それぞれの役割を生かすことで、求職者に現在の会社の姿を届けられます。
更新した記事は、自社の情報資産として蓄積されます。継続的な採用活動にも活用できるでしょう。

まとめ:採用サイトの鮮度も、会社からのメッセージになる

求職者、とくにZ世代にあたる若手層は、募集条件だけでなく、職場の雰囲気や働く人の姿も見ています。
求人サイトは、応募先を探し、条件を比較するための入口です。一方、自社サイトや採用ブログは、社員の人柄や仕事の背景など、その会社ならではの魅力を伝える場です。
SNSで日常を届け、自社サイトで詳しい情報を伝える。さらに更新を続けることで、求職者は入社後の働き方をイメージしやすくなります。

ただし、募集職種や社員紹介が古いままでは、応募をためらう要因になりかねません。採用への姿勢も十分に伝わらないでしょう。
まずは、自社の採用ページを求職者の視点で見直してみてください。情報は現在も正しいか、社員や職場の雰囲気が伝わるかを確認します。社員の声や会社の日常を継続して発信できる環境を整えることが、自社らしい採用広報につながります。

イメージキャラクター