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サービス紹介ページに“導入事例”はありますか?

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導入事例は、サービスが実際にどのように使われ、どんな変化があったのかを伝えるコンテンツです。機能や特長の紹介だけでは伝わりにくい「導入後の姿」を具体的にイメージできることで、検討時の不安が和らぎ、判断しやすくなります。
本記事では、機能説明だけではなぜ判断に迷いが残りやすいのかを整理しながら、導入事例がどのように信頼や納得感につながっていくのかを見ていきます。あわせて、事例を無理なく継続的に発信していくための考え方と、そのための仕組みについてもご紹介します。

機能説明だけでは、不安が残りやすい理由

サービス紹介ページには、機能や特長が丁寧にまとめられていることがほとんどです。何ができるのか、どんな課題に対応できるのか。必要な情報は一通りそろっています。それでも読み終えたあと、機能は理解できたものの、判断に迷いが残ることがあります。

この迷いは、サービスそのものへの不安というよりも、活用シーンと自社の業務がまだ結びついていないことから生まれています。良いサービスだということは理解できていても、「自分たちの場合はどうなるのか」が、まだ具体的に見えていない状態なのです。

機能説明が伝えているのは、「できること」です。一方で、導入を検討している人が知りたいのは、「実際にどのように使われているのか」「自分たちの業務にどうなじむのか」といった、より現実に近い情報です。複数のサービスを比較しているときほど、機能の違い以上に、その点が判断の分かれ目になります。そこで、具体的なイメージを補うものとして、導入事例が役立ちます。

導入事例があると見え方が変わる

導入事例があるサービス紹介ページでは、検討のしかたそのものが少し変わってきます。
機能や特長を確認するだけでなく、「どんな会社が、どんな前提で選んでいるのか」という視点が加わるからです。

導入事例には、企業名や業種、活用シーンといった情報が具体的に書かれています。それらを読み比べていくうちに、読み手は「自分たちと近いのはどのケースだろう」「判断の軸にできそうなのはどこか」と、自然に整理しながら読み進めるようになります。自社と近い業種や規模の事例があれば、サービスは一つの候補として現実的に検討しやすくなります。

また、導入事例には、導入の背景や使い始めた理由、現場での工夫などが書かれていることも少なくありません。そうした記述からは、導入が一度で完成するものではなく、試しながら自分たちの使い方をつくっていくものだということが伝わってきます。その点が見えることで、「条件が完全にそろっていなくても検討できそうだ」と感じられるようになります。

導入事例は、判断を急がせるための材料ではありません。
ただ、比較や検討を進めるうえでの視点を増やし、考えを整理する助けになります。その積み重ねが、次の一歩を考えるためのきっかけになっていきます。

具体例から見えてくる導入事例の役割

実際の導入事例を見ると、導入事例がどのような役割を果たしているのかが、より分かりやすくなります。

たとえば、ラベルプリンタ『PRIMERA』の事例ページでは、食品や農産物、ギフト、化粧品など、さまざまな業種での活用例が紹介されています。

👉 PRIMERA導入事例

ここでは製品の特長そのものよりも、導入によって現場で何が変わったのかが丁寧に語られています。小ロット対応がしやすくなった、商品ごとに柔軟なラベル制作ができるようになったなど、日々の業務に即した変化が具体的に示されています。

こうした事例から伝わってくるのは、たとえば次のような点です。

  • 「どう使われているか」が具体的に分かる:製品のスペックではなく、実際の活用シーンに自然と目が向きます。
  • 業種や用途ごとの違いが見えてくる:同じ製品でも、現場によって使い方が異なることが伝わります。
  • 特定のケースに限られない安心感が生まれる:事例が複数並ぶことで、幅広い現場で使われていることが分かります。

PRIMERAの導入事例は、成果を大きく打ち出すというよりも、業務の中での小さな変化や工夫を紹介しています。その等身大の語り口が、読み手にとっての安心感や納得感につながっています。

導入事例に入れておきたい基本の要素

導入事例というと、立派な成果や数字を並べなければならない、と思うかもしれません。けれど実際には、読み手が「自分たちの場合」を思い浮かべられるかどうかが何より大切です。そのためには、次のような要素がそろっていれば大丈夫です。

  • 導入前の背景や課題:どんなことに悩んでいたのかが分かると、読み手も自分たちの状況と重ねやすくなります。
  • サービスを選んだ理由:決め手になったポイントを一言添えるだけでも、判断のヒントになります。
  • 実際の使い方や工夫している点:日々の業務の中で、どのように活用されているのかが伝われば十分です。
  • 導入後に感じている変化:大きな成果でなくても、「楽になった」「選択肢が増えた」といった実感があるだけで、事例としての価値は生まれます。

これらがそろっていれば、導入事例としては十分と言えます。完璧さを求めすぎると、かえって書くハードルが上がり、更新が止まりやすくなってしまいます。導入事例は、一つひとつの完成度を気にするよりも、無理なく続けられる形で積み重ねていくことが大切です。

導入事例を「続けられる形」にするために

導入事例の大切さは分かっていても、実際には数件で更新が止まってしまうケースは少なくありません。それは、事例を書くことが難しいというよりも、続ける前提で仕組みが整っていないことが多いためです。

たとえば、

  • 毎回ゼロから構成を考える必要がある
  • ページの体裁を整える手間がかかる
  • 「時間が取れたら」と後回しになってしまう

こうした理由から、良い事例があっても表に出しにくくなります。

本来、導入事例は特別な記事ではありません。お知らせやブログと同じように、少しずつ積み重ねていく情報です。基本の要素がそろっていれば、短い内容でも十分に意味があります。そのために大切なのは、事例を無理なく追加していけるコンテンツとして扱えるかどうかです。

クラウド型CMS『Crefar』では、導入事例ページをテンプレート化できるため、構成に悩まず、必要な項目を埋めるだけで事例を追加できます。

  • 導入事例ページをテンプレートとして用意できる
  • 既存ページを複製して追加できる
  • 公開・表示順を管理画面から調整できる

事例を少しずつ追加していける環境があることで、導入事例は無理なく積み重なっていきます。

まとめ:導入事例は積み重ねることで信頼を育む

サービス紹介ページにおいて、機能説明は欠かせない要素です。一方で、導入事例は、その先で判断の手がかりを与えてくれる存在でもあります。実際の使われ方や現場の変化が見えることで、サービスはより身近な選択肢として捉えやすくなります。

導入事例は、特別な成功談を並べるためのものではありません。無理のない形で積み重ねていくことで、少しずつ信頼を育てていくコンテンツです。そのためには、書き続けられる仕組みをあらかじめ用意しておくことが重要になります。

サービス紹介ページに、増えていく導入事例があるかどうか。その視点で一度サイトを見直してみることが、次の改善につながるかもしれません。

イメージキャラクター スギちゃんの画像