SSL対応していないサイト=“信用できない会社”と見られる時代
コラム
企業サイトを開いたとき、ブラウザに「このサイトへの接続は保護されていません」と表示される――。それだけで多くのユーザーは不安を覚え、すぐに離脱してしまいます。
SSL非対応は、いまや企業の評価に影響する重要な問題です。それにもかかわらず、設定の難しさや担当者不在によって対応が遅れ、放置されるケースも少なくありません。
本記事では、SSLの基礎から非対応のリスク、そして安心して運用を続けるための仕組みをわかりやすく紹介します。
そもそもSSLとは?
SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webサイトと閲覧者間の通信を暗号化する仕組み(プロトコル)です。(※現在はより新しい技術であるTLSが使われていますが、一般的に「SSL」と呼ばれています)。暗号化されることで、第三者が通信内容を盗み見たり、なりすましたりすることができなくなります。SSL対応しているサイトは、次のような特徴があります。
- URLが「https://」で始まる
- ブラウザに鍵アイコンが表示され、接続の安全性が保証される
- 通信が暗号化され、情報の盗聴や改ざんが防止される
SSLは専門的な技術に思われがちですが、考え方はとてもシンプルです。
たとえば、荷物を宅配便で送るとき、しっかりと封がされた箱に入れて届けてもらえば、配送途中に中身を見られる心配はありません。SSLは、これと同じように「サイトとユーザーの間でやり取りされる情報」を暗号化し、第三者に読み取られないよう保護する仕組みです。
一方、SSLに対応していない通信は、まるで箱が開いたまま配送されているような状態。中身が外から覗けてしまい、情報が盗み見られたり改ざんされたりするリスクが高まります。
だからこそ、問い合わせフォームや採用応募、資料請求のように個人情報を扱うWebサイトでは、SSLによる暗号化が欠かせないのです。
SSL非対応のまま放置するとどうなる?5つの重大リスク
① セキュリティリスク(通信の盗聴・改ざん)
SSL非対応の通信は、前述の通り悪意ある第三者がデータを読み取ったり、書き換えたりする可能性があります。特にBtoBサイトでは、ユーザー名・パスワード・クレジットカード情報など、ビジネスに関わる情報がやり取りされるため、より深刻です。中間者攻撃(Man-in-the-middle attack)という手法では、ユーザーとWebサイトの間に第三者が割り込み、通信内容を盗み見ることができます。
② ユーザーの信頼低下
警告表示は、ユーザーの心理に強い影響を与えます。「この会社は基本的な対策もできていないのでは?」「セキュリティに無頓着な企業かもしれない」と判断されやすく、特に採用候補者や取引先候補の印象を大きく下げます。
企業サイトは「会社そのものの印象」。SSL非対応は知らないうちに、信頼の低下を生んでしまうのです。
③ 問い合わせ・商談の機会損失
フォーム入力を伴うページでは、警告表示によってユーザーは強い不安を感じます。
とくに以下のようなビジネスに直結する行動は、不安によって途中で中断されやすく、コンバージョンの低下を招きます。
- お問い合わせ
- 資料ダウンロード
- 見積依頼
- 採用エントリー
特にBtoBでは、1件の問い合わせが商談や契約につながる可能性が高く、離脱による損失インパクトは極めて大きいと言えます。
④ 検索順位(SEO評価)の低下
Googleは、HTTPS(SSL対応)を検索順位の評価項目として明言しています。Googleが重視するのは、次の要素。
- 表示速度改善
- モバイル最適化
- セキュリティ要件(HTTPS 化)
これらにより「ユーザーにとって安全で快適なサイトかどうか」を判断しています。SSL化だけで順位が大きく上がるわけではありませんが、同じ品質のコンテンツであればSSL対応済みの方が優遇されるほか、警告表示による直帰率(すぐにページを閉じる率)の上昇が、結果として順位を下げる要因になります。
⑤ 法的責任・取引停止のリスク
もし情報漏洩が発生した場合、「必要なセキュリティ対策を講じていなかった」と判断され、企業への信用は大きく損なわれます。近年は、行政・自治体でのセキュリティ要件の厳格化や、取引前チェックリストでのSSL必須化などが進み、SSL未対応=コンプライアンス不備と見なされるケースも。その結果、「そもそも取引候補から外される」という、ビジネスの根本に関わる問題に発展しかねません。
SSL対応はどうすればできる?一般的な方法と課題
ここまでの内容だけでも、SSL対応が企業サイトにとってどれほど重要かがわかります。では、実際にはどのように対応すればよいのでしょうか。
SSL対応には、以下のような手順が必要です。
- SSL証明書の取得(無料・有料どちらも存在)
- サーバへのインストール
- Webサーバ設定(.htaccessなど)
- リダイレクト設定
- 暗号化されたページの中に、暗号化されていない画像やリンクが混ざってしまう状態(混合コンテンツ)のチェック
- 有効期限の管理
ここで大きな課題になるのが、“属人化”と“更新の複雑さ” です。
- 担当が変わると設定方法がわからない
- 外部制作会社に依頼しないと対応できない
- 証明書の有効期限切れを見落とす
- リダイレクト設定に不備が出る
- HTTPリンクが残って混合コンテンツになる
このように、必要な作業が多岐にわたるため、「重要なのはわかっているのに、対応が後回しになる」状況が起きやすいのです。
クラウドCMS「Crefar」が選ばれる4つの理由
これらの作業をすべて自社で管理し続けるのは、手間が積み重なりやすいもの。こうした運用負荷を軽減するには、SSL対応やサーバ管理をあらかじめ備えたクラウドCMSを利用する方法が有効です。
こうした手間や属人化のリスクを避けるため、クラウドCMS「Crefar」ではすべてのサイトが標準でSSL対応。利用開始時点で安全な状態が整っています。
①サーバ・セキュリティ管理をCrefarが一括管理
SSL対応は証明書設定だけでなく、継続的なメンテナンスが不可欠です。
- サーバ脆弱性対策
- 暗号化方式のアップデート
- OS / ミドルウェアの管理
多くの企業で属人化しがちな領域をCrefarがまとめて管理するため、安全性が継続的に保たれます。
② すべてのフォームまで“完全HTTPS化”
サイト本体だけでなく、以下の個人情報を扱うページも完全にHTTPS化します。
- 問い合わせフォーム
- 資料請求フォーム
- 採用応募フォーム
そのため、商談の入口となる重要なポイントを確実に守れます。
③ サイト品質をCMS側で一元管理
CrefarはSSLだけでなく、以下のようなサイト品質を支える基本要素を標準機能として提供。
- 公開管理(下書き・予約投稿)
- 更新履歴
- ページ構造管理
- 画像最適化
- モバイル最適化
「SSLは対応したが、他が整っていない」という状態を防ぎ、サイト全体の信頼性を底上げします。
④ 担当者が変わっても更新品質が保たれる設計
Crefarは、デザインやレイアウト、更新方法がCMS側にあらかじめ組み込まれているため、担当者のスキルに左右されず、誰が作業しても同じ品質でページを更新できます。公開管理や履歴管理も自動で記録されるため、担当交代や外部制作会社の変更があっても運用が乱れず、長期的に安定したサイト運営を続けることができます。
まとめ:SSL対応は、信用を守るための基本
SSL非対応は、企業の信用・ユーザーの安心・検索評価に直結する“基本品質”です。放置すれば、離脱や問い合わせ減少につながり、ひいては企業イメージを損なう原因にもなりかねません。
あなたの企業サイトは、ユーザーが安心して利用できる状態になっているでしょうか。 SSLの更新やセキュリティ管理が、担当者に依存したまま止まってはいませんか? Crefarなら、SSL対応を標準機能として備え、負担をかけずに安全な環境を維持できます。 「安全にサイトを運用したい」「安心して情報発信を続けたい」――そう感じる企業にとって、Crefarは心強い選択肢になるでしょう。